俺と怠惰イズム。。

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インド旅行記9

(登校日:2012/09/16)

サブタイトル:デリー再び!!悪の秘密結社再び!!

世界の車窓からこんにちは!こんばんは!!
現在、デリー(Delhi)からジャイサルメール(Jaisalmer)へ向かう電車の中です。
インド人ばっかで参ってます。。。
席はupper、一番上ですね。歩き方には寒いよって書いてあったけど、そんなに寒くないです。多分書いた人は裸で寝たんだと思います。嘘です。
まあ、一晩中浴びてたら寒くなりそうな寒さですね。
毛布が予め用意されてるので(床に敷くもの?)大丈夫そうですが。
で、電源がついてはいるのですが、パソコン繋いだらマウスパッド効かなくなるわ、携帯が暴走するわで使い物になりません。
多分不安定なのか、電圧が高すぎるのか分かりませんが、うまく変圧できてないっぽいですね。
由々しき事態ではあるのですが、そもそも、電源あんのか!すげーな!って思ってたので、現在プラマイゼロの状態です。


まあ、そういうわけで、朝は元気に5時に起きまして。
フロントが余裕で寝てたんで、部屋の電気をつけてあげて、無理やり起こしてあげました。ごめんね。
で、真っ暗な中出発したんですが、出る準備にちょっと時間がかかってしまったため、朝飯を食う前にリキシャーを捕まえて、80Rsで駅へ向かいました。
すぐ言い値を呑んでくれたので、もっと安くできたと思います。
まあ、タクシーで80Rsだからねー。
そんなことはよくって。
駅の近くの屋台で、なんかパイ生地みたいなパンとチャイで10Rsの朝食を済ませて、駅へ。
急いで飲んだから口の中やけどした。まだ痛い。
朝の電車ともあって、時間通りに出発。
ほんとはCCというクラスで、A/C(エアコン)がついてる席だったんですけど、間違えて自由席に座る。
そしたらだんだん混んで来まして。すげー混んで来まして。
で、暇だから歩き方読んでたんですけど、A/Cはリクライニング出来るとか書いてありまして。
あれ?ってなるじゃないですか。3人一気に座れる長いすだよ?木製で硬いよ?みたいな。
で、俺乗るとこ間違えてんじゃないかという疑惑が浮上しまして。
で、駅つく度に降りて探したんですけど、車両がめちゃめちゃありますから。全然見つからなくて。
で、出発した列車に飛び乗ると、死ぬほどインド人いますの。いますのよ。
そこで揉まれながら一駅過ごし、また探し。とやっていましたら、最後1時間半ほどは本来の席へと行けました。
チケットチェックされなかったしね。リクライニング壊れてたし。ていうか、ガラガラでした。
始発に近い駅だったら自由席のクラスで十分ですね。座れるから。
あれ立ってるとなるとなかなかきついと思います。

そして、ニューデリー駅には30分遅れの朝10時半に到着。
まずはメインバザール周辺をぶらつき、デリーを堪能します。
そして、グリーンチリというご飯屋でタンドリーチキンを食べることにしました!
タンドリーチキンはインド料理でも有名なものの1つですが、けっこう高いんですよねー。
ここではHalf(と言っても一人前の量)が120Rsでなかなか格安なので、行きました。
レストランというよりバーですね。お酒も置いてました。高い。
で、炭水化物が無かったですね。チャパティーとか。
でも、まじでうまかったです!!間違いなくオススメ!!
店員さんもノリがいいです!
小腹が空いたらいいと思うよ。

で、時間がめちゃめちゃありましたので、コンノートプレイス(最初俺が騙されたとこだよ!)まで歩きました。
暑かったのでほんと辛かった。
でまあ、ここは客引きがすごいんですよ。
でももう、なんか目的が分かるんですよね。目的が分かると、それに合わせた切り返しをすると、退散してくれます。
無視しないし、お互い気分悪くなんない方がいいかなーと思うしね。
まあ、そんで、コンノートプレイスをぶらついていたら、俺が騙された旅行会社の関係者がいるわいるわで。
DTTDCっていう政府の機関があるんですよ。でも、入り口今日初めて発見したんですけど、めちゃめちゃ小さくて。
あんなんほんとに分かんないよ。なんとかしてよ、インド人。
ていいうか、多分歩き方の編集部もあの地図上のDTTDCってマーク消した方がいいと思うわ。
で、その本物のDTTDCの近くに、その悪い旅行会社があるんですけど、結局そこの近くまでわざと連れてってもらいまして。
これDTTDCじゃないよね?何がDで、何がTなの?とか言ってたら、中からボスが出てきまして。
感動の再会ですよ。てか、俺も嫌な客だなあ。
まあ、あの時はめちゃめちゃ怒りましたけど、向こうも怒ってましたけど、戻ってきちゃいましたよーとか笑顔で話したら、これからどうするの?って話になりまして。
もうジャイサルメールのチケット取ったんだよ。って言いましたら。
まあ、中で話そうやってなりまして。
お金出さないよもう?って笑いながら入りました。
打ち解けた!!
で、今度は無料でジャイサルメールの見所とか、ぼったくりの値段とか、聞きました。
やっぱりクーリー村のツアーが人気らしくて、4000Rsとか5000Rsとかが言い値なんだけど、最高でもディナー込みで1000Rsしか払っちゃダメって言われました。
あとは君の力で500Rsぐらいまでなら値下げできる、って言われました。笑いました。
ほんとにでもまあ、彼らも仕事はちゃんとしてくれたわけで、身分相応以上の部屋を提供してくれたり、良いドライバーさん付けてくれたり、そこはほんとにありがとうと伝えました。
次デリー来たときも、よろしくね!って言われたけど、笑って、でもまた騙すでしょ?と言っておきました。
でも、そもそもミニバス使ったこと自体が高かった原因でもあるので、もっとちゃんとした態度で臨めば、次回も使っていいかな、とか考えちゃうのでした。
でもやっぱ、彼らは仕事だからああいう悪いことをするのであって、根は悪い人じゃないんじゃないかなと、思いましたよ。
まあ、客だからそう振舞っているだけかもしれませんが。
で、列車のチケットあるかと聞かれたから、渡したら、払い戻しが1枚だけまだ効くから、払い戻しするよと言われて。
300Rs返ってきました。旅行会社を通して買ったチケットは個人で払い戻ししてもお金は返ってこないから、得しました。
わーい!まあでも、彼らもまたちょっと儲かったんだろうけど、まあそんなことはもういいんです。

そんな感じで、今度は笑顔できちんと別れることができました。
その後、本物のDTTDCも見つけました。ほんとに小さい。分かりづらい。

で、今度は、パリカ・バザール(Palika Bazaar)という地下のバザールに行きました。
ここは面白かったねえ!しかもエアコン効いてるから長居できます。
めちゃめちゃ客引きもアグレッシブで!ずっと賑やかです。
その前に、地上のバザール(パリカ・バザールの近く)で、インド人式のズボン(なんかやたら薄くて涼しいやつ)を100Rsで買いました。今穿いてますが、とてもいい!
で、ここパリカ・バザールで64GBのUSBメモリーをなんと50Rsで買ったんですけど、今中身を見たら、ただのハリボテでした。
要するに、フラッシュメモリなんて中に無かった状態ですね。
やられたなあ!まあ、これも良い勉強というか、なんでもやりよるなインド人!!面白いなあ。
最初800Rsだったのが、勝手に100Rsになり、これしか持ってないと50Rs出したら、買えましたから。
安いものの裏側には理由があるということですなあ。
でまあ、「今これしか持ってない」作戦でTシャツをいくらで買えるのか試してたんですけど、さすがに20Rsだとどの店も無理でした。
ここで、一旦外に出ます。

で、また外をぶらついてたんですけど、暑い暑い。
やっぱもう一回バザール言って、Tシャツでもお土産に買ってこうかなと思ったら。
またもDTTDCに連れてこうとしにきたお兄ちゃんに絡まれまして。
まあ、何回も色んな人から絡まれてるんですけど、こいつが今日はパリカ・バザールは今日休みだよ、と抜かすわけですよ。
なんかそういう嘘はちょっとカチンと来まして。
俺はさっき行ってきたから。何で、嘘ついたの?何で嘘ついてまでDTTDCに連れてこうとしたの?って、言ってやったんですよ。
そしたら、いやいや、パリカ・バザールは開いてるよ。閉まってるのは別のバザールの話。とかまた都合の良いこと言い出したんで、嘘をつけと、お前とは話したくないって言って、逃げたんですね。
そしたら、それを見てたインド人に話しかけられて、今日はパリカ・バザールは開いてるよねー。あいつは嘘ついてるんだよ。
と言ってきたもんですから、知ってますよと、話をし始めたらですね。
この人奥さんが日本人で日本語が喋れるとか言いまして。
実際かなり日本語がうまかったんですね。
で、すげー出会いだな!とか思いまして。色々インド人の暮らしについて聞こうと、話をし始めたわけです。
そしたら、この人紅茶屋をやってると、言ったんですね。
で、奥さんとの出会いは?とか、どこに住んでるの?とか聞いて、話し込んでたんですけど。
その人が、もっと話したいからチャイでも飲もうよ!と言ってきたんですね。
で、あなたがやってるチャイ屋に連れてってくれるの?と聞いたら、そうだと言いまして。
おおそりゃすげーや!と、思ってほいほい付いてったんですけど。
で、歩きながら、あなた何の仕事してるんだっけ?って聞いたら、服屋だって、言うんですよ。
この時点で、ん?って思って、もう完全に心を閉ざしました。
そしたらなんか、その辺の大衆食堂に行きまして。おやおや?と思うわけですよ。
ここのお店やってるの?と言ったら、うんと、答えまして。あれ?みたいな。紅茶・・・屋?みたいな。
で、お腹空いてるの?って聞かれたから、軽くランチは食べたけど、こんなこと言ってすみません、おごってくれるなら食べます。と言いまして。
抜け目ないでしょ。
そしたら、ダールとチャパティと、卵焼き(名前分からん)をおごってくれまして。
これはまじでうまかった!あと、チャパティ作ってるとこ初めて見た!すげーなあれ。職人芸だよ。

あと、なんか話していると、どうも胡散臭くなってくるわけですよ。
なんだ、日本には合計1ヶ月ぐらいしかいなかった。とか。どう考えてもそんなんじゃここまで、みたいなレベルまで上手いんですけど。
でもその割りに都合の悪い話は、日本語分かんないから、英語で言って?とか。
で、決め手が、俺、凄く良い紅茶屋知ってる。プレミアム・ティー・ストアって言うの。ガイドブックにも載ってるよ。って言いまして。
へーって言いながら歩き方開いたら、食べながら読まなくても!みたいに止め始めまして。
なんて名前だっけ?って言ったら、なんか歩き方盗み見して(てかガン見)、ミッタル・ストア(これは載ってる)とかー。プレミアム・ティー・ストア(載ってない)とか!って言いまして。
へたくそかーいっ!ってなりまして。伝わるかなー。この、なんだろ。下手くそ感。
お前最初正直に紅茶屋って言っちゃって、やばいと思って服屋ってことにしようとしたろ!とかもう魂胆がバレバレで。
この辺から、相槌を全部変な日本語で返し始めまして。実験で。
へー、てやんでえなんですねー。とか。
へー、おっちょこちょいですすねー。とか。
そしたら、全然ツッコミないんですよ。お前、まじか。みたいな。
そんで今度は色んな話を、ぐいぐい俺がしまして。
そしたら相手うんうんしか言わなくなって。お前あんま日本語分かってないな。っていうのが分かってきたんですね。
単語掴んでる程度だな。みたいな。
ここで、「いやー、チャイ飲むだけみたいな雰囲気だったのに、こんなに豪勢なご馳走を頂いてしまって、本当に申し訳なく思います」ってちょっと外国人には分かりづらそうな言葉を選んで感謝の気持ちを表明したんです。
そしたら、案の定チャイ飲みたいもんだと勘違いして、チャイまで奢ってくれました。
で、そっから微妙に客引きが始まるんですけど、服屋だし、今日休日でカジュラホーからデリーに出てきてることになってるし、なんかあんま積極的に客引きできない感じの設定に自分からしちゃいましたから、この人。
やっぱこの辺ぶらぶらするわ、ありがとう!と言ったらあっさり諦めてくれました。
本当にご馳走様でした。
この後、40RsでTシャツを買えるか再び涼しいパリカ・バザールでやってたんですけど、皆面白いぐらいに諦めるの早いです。
これほんと使えるよ。
ポケット探って、今これしかないんだ。。40か50Rsぐらい。。。
ってやると、ほんとに!ほんとに面白いぐらい客引きが苦笑いします。
というわけで、Tシャツは買えなかったんですけど、それでも絡んでくれるTシャツ屋さんがあったので、普通に絡みました。
ノリノリで楽しかったです。
写真も撮ったし、スカイツリーの写真があったんで、それ見せたり、ご飯ここでもご馳走になったり、チャイもここでまたご馳走になって。
まあ、金払えって言われたけど、結局ジョークでした。
あとねー、お前の靴いいな!交換してくれ!って言われて。お気に入りだからだめ。って言って。
じゃあじゃあ、そのカーゴパンツ!おれのジーパンと交換してくれ!って言われて。やだよ。って言って。
じゃあ、Tシャツでいい!交換して!って言われて。これアグラーで買ったやつだよ?これもお気に入りだからだめ。って言って。
交換してくれ。ダメ。交換してくれ。ダメ。って押し問答を繰り返してたわけですね。
だんだんマジなんじゃないかと怖くなってきたころに。
じゃあ、靴下でいい!交換して!!って言われて。靴下なら、俺の相当ボロいんで、いいかな。と思ったんですけど。
一応ノリで、ダメだよー。って言って。
そしたら、大丈夫だよ!俺のきれいだからさ!って言われて。
で、俺が、俺のは汚いよ?って言ったら、みんな爆笑してくれて。
いやー、ほんと英語あんま喋れないけど、英語でインド人笑わせた時の感覚はクセになりそうだ。すげー快感。
前にもなんか笑わせたなあ、いつだっけ。日記に書いたかな。忘れちゃったけど。

で、最後に、なんか記念にくれよって言われたので、ペンですね。あの、中国の空港で買った万里の長城ペン。
こいつを記念に他のペンと交換しまして。まあ、普通のペンですけど、今度はこの普通ペンと旅をすることになりました。よろしくな!!
この人たちと1時間くらいずっと絡んでて、列車の発車時間が迫って来たので、ガムを奢ってもらって、別れました。
ありがと!ダンニャワード!

で、メトロでオールドデリーに行きまして。
ジャイサルメール行きの特急はニューデリーじゃなく、オールドデリーから出るので注意が必要です。
まあ、ここは、なんか、オールドでした。
なんか色々考えさせられるなあ。ここには書くようなことじゃない気がするから省くけど。

で、列車を待っていたんですけど、インド鉄道あるあるで、待ってる間に到着ホームが変わるというハプニングがありまして。
そこで、一緒に同じ列車を待っていたオーストラリア人の男性に話しかけられて。
まあ、話しかけられたから、ホームが変わったことに気付いたんですけど。
それで、一緒にその後も待ってたんですけど、ちょいちょい話をしまして。
ていうか、俺は全然話せないから聞き上手になってたんですけど、54歳でヒマラヤ周辺をサイクリングして旅をしてるんだそうで。
それも会社が3ヶ月休みくれて。ありえねー!オーストラリアスケールの話をされました。
日本じゃ3ヶ月休みってクビって意味でしょ?ありえねーよほんと。
そして、ほんと俺の拙い英語力のせいでまともに話もできなかったのに、ペプシをおごってもらってしまいまして。本当にありがとうございます。
しかもこの人ヒンディー語をメモに書いてちゃんと勉強して(数字とか挨拶だけだったけど)、買い物しながら使ってるのを見て、すごいエネルギーを感じました。
俺もマネしてみたいと思います!


という感じです。最初の1週間が終わり、怒涛のスケジュールから、ゆったりとしたスケジュールになっていくところですが、ほんとに今日は良い人々に出会えて、本当に楽しかったです。
いやあ、なんだかこの先すごい良いことが待ってるんじゃないかなあと、期待に胸を膨らませつつ。
車内販売のディナーを50Rsで買って食べてたんですけど、すげーまずいおかずがあって、すげーテンション下がりました。
未だに口の中がアレの味がする。酸っぱかった。なにアレ。
日本なら腐っていると見なされる味でした。

ま、そんなとこです。
世界の車窓から。明日はジャイサルメールの砂漠からお送りする予定です。
それでは。